高槻市議会 > 2023-01-30 >
令和 5年市街地整備促進特別委員会( 1月30日)

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  1. 高槻市議会 2023-01-30
    令和 5年市街地整備促進特別委員会( 1月30日)


    取得元: 高槻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-27
    令和 5年市街地整備促進特別委員会( 1月30日)       市街地整備促進特別委員会記録             令和5年1月30日(月)
                  高槻市議会事務局    日  時  令和5年1月30日(月)午前10時 0分招集  会議時刻  午前 9時59分 開議        午前10時32分 散会  場  所  第3委員会室  事  件  別紙審査日程のとおり  出席委員(8人)  委  員  長    笹 内 和 志     副 委 員 長     出 町 ゆかり  委     員    遠 矢 家永子     委     員     五十嵐 秀 城  委     員    真 鍋 宗一郎     委     員     木 本   祐  委     員    吉 田 稔 弘     委     員     久 保   隆  議     長    山 口 重 雄  理事者側出席者  市長         濱 田 剛 史     副市長         梅 本 定 雄  アセットマネジメント推進室長         財務管理室長      谷 口 嘉 昭             岸 野 裕 方  技監         豊 田 陽 介     都市創造部長      新 井   進  都市創造部部長代理  北 野   豊     都市創造部部長代理   船 本 松 雄  街にぎわい部長    井戸口   淳     自動車運送事業管理者  西 岡 博 史  その他関係職員  議会事務局出席職員  事務局長       内 方 孝 一     事務局主幹       松 阪 知 枝  事務局副主幹     野 口 大 義     事務局主任       尾 髙 郁 恵       〔午前9時59分 開議〕 ○(笹内委員長) ただいまから市街地整備促進特別委員会を開会します。  ただいまの出席委員数は8人です。  したがって、委員会は成立します。  議事に入ります前に、理事者から発言があります。 ○(濱田市長) 改めまして、おはようございます。  市街地整備促進特別委員会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本日は、本委員会の開催をお願いいたしましたところ、正副委員長をはじめ委員各位におかれましては、公私何かとお忙しい中、ご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。  さて、本日お諮りします案件は、JR高槻駅ホーム及び駅周辺整備についてと、富田地区まちづくりについての2件でございます。  まず、案件1のJR高槻駅ホーム及び駅周辺整備につきましては、昨年度より整備を進めておりますJR高槻北駅前広場の取組状況について、ご報告をいたします。  本事業は、バリアフリー機能の拡充等により、子どもから高齢者まで、多世代が安全・快適に利用できる駅前空間として整備に取り組んできたもので、この3月末にいよいよ完成する運びとなっており、今後、高槻の玄関口として、ますます魅力が高まるものと期待しております。  次に、案件2の富田地区まちづくりにつきましては、富田まちなみ環境整備事業JR京都線茨木・高槻間における鉄道高架化に関する取組状況について、ご報告をいたします。  富田まちなみ環境整備事業は、地域が主体となった富田の歴史的な町並みの形成の維持に向けた取組を支援するもので、沿道の歴史ある地域資源と調和した景観形成により、富田の魅力がますます高まるものと考えています。  また、JRの鉄道高架化については、踏切課題の解決はもとより、安全・快適な歩行空間の確保とともに、市街地整備による地域の発展も期待できることから、今後も引き続き、関係者と検討を深めながら、事業の実現に向け、大阪府に強く要望してまいります。  これらの事業はいずれも重要であることから、正副委員長をはじめ委員各位のご意見を賜りながら、鋭意取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上、誠に簡単ではございますが、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○(笹内委員長) 発言は終わりました。  ただいまから議事に入ります。  まず、JR高槻駅ホーム及び駅周辺整備についてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(新井都市創造部長) それでは、案件1のJR高槻駅ホーム及び駅周辺整備について、前方のスクリーンを用いまして、ご説明させていただきます。  本日は、目次に示しております周辺道路整備について、ご報告いたします。  JR高槻北駅前広場の取組状況につきましては、令和4年1月から工事に着手し、エスカレーターの設置、デッキ上屋設置公衆トイレの更新、バスロータリーの拡幅等を実施しております。  本工事の契約内容は御覧のとおりで、現在は、駅前広場の歩道整備や公衆トイレの整備を進めております。  まず、エスカレーターは上り下りを各1基、中央に幅員2メートルの階段を整備しております。  また、2階駅舎から地上まで連続した上屋を設置し、これにより、さらにスムーズで快適に各交通機関への乗り継ぎが可能となります。  現在の工事状況は御覧のとおりでございます。  次に、公衆トイレ整備イメージとなります。  公衆トイレは、全ての洋式便器で暖房洗浄便座を採用しており、男性、女性及びバリアフリートイレにはベビーベッドベビーチェアを設置しております。また、女性トイレには、利便性を高めるため、パウダーコーナーを設置しております。  現在の工事状況は御覧のとおりでございます。  次に、バスロータリー拡幅整備イメージとなります。  バスロータリーを拡幅することでバスの正着性を向上させるとともに、中央分離帯には2台分のバス滞留スペースを確保し、令和4年12月1日から運用を開始しております。  現在の工事状況は御覧のとおりでございます。  続いて、関連事業ですが、駅前の浸水被害軽減を目的として、集中豪雨を一時的に貯留できるボックスカルバート貯留函雨水貯留施設を整備しております。  最後に、今後の予定ですが、工事につきましては、引き続き、歩行者等の安全確保に十分配慮しながら取り組み、令和5年3月の完成を予定しております。  以上で、案件1の説明を終わらせていただきます。ご審査のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○(笹内委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(遠矢委員) おはようございます。  公衆トイレの更新について、質問させていただきます。  JR高槻駅構内のトイレは、使用するには、実は切符を買わないと使用できなくなっており、駅前の公衆トイレというのは非常に重要なものであると認識しています。  公衆トイレと聞くと、あまりきれいなイメージがなく、敬遠されがちなんですが、今回更新されるということは非常に期待できると考えます。  北駅前広場公衆トイレが更新されることは大変歓迎されると思いますが、そこで、まず1点質問いたします。  誰でも使用できるという屋外施設です。まず、基本的な質問として、利用可能な時間帯や日常管理の内容について、確認させていただきます。 ○(渡邉管理課長) JR高槻北駅前広場公衆トイレの運用方法につきましては、従前と同様に、24時間の開放を予定しております。  また、日常管理につきましては、清掃作業と備品類の点検を予定しております。  以上でございます。 ○(遠矢委員) 誰でも使用できる屋外施設なので、24時間、誰でも利用できるということと、清掃業務や備品点検など、しっかりと行っていただくようお願いいたします。  2点目は、防犯やアクシデントへの対応について、質問させていただきます。  近くに交番があり、立地的には、多少は安心感はあるのですが、誰でも利用できるという環境において、防犯対策は万全である必要があると考えます。  また、トイレ内で体調を崩されたり、転倒されたりした場合など、突発的なアクシデントにも対応できる通報装置などは備わっているのか、質問いたします。 ○(渡邉管理課長) アクシデント発生時等の対応につきましては、これまでバリアフリートイレのみに設置されていた緊急時通報設備を、今回の整備では各個室トイレに設置し、防犯面や体調を崩された方に対して適切に対応できるようにしております。  以上でございます。 ○(遠矢委員) 各個室トイレに緊急時通報設備が設置されるということで安心いたしました。  最後はちょっと意見と要望等を行います。  今回、ベビーベッドベビーチェア、そして、女性トイレにはパウダーコーナーなども設置されることは評価できることだと考えます。  しかし、昨今、よくご意見としてお聞きしているのは、子ども用便器の設置についてです。  乳幼児を複数名お連れの親御さんの場合、幼児がひとりでも利用できる子ども用便器があれば、親御さんのご負担も少なくなるということで、昨今は百貨店などでは設置されております。  せめて、多目的トイレのほうに簡易子ども用便座が設置されていれば、少しはよくなるんではないかと思いますので、どうぞご検討をよろしくお願いいたします。  それから、北側のエスカレーターまでの高架のところが今、閉鎖になっております。一旦、開放されたんですが、今、閉鎖になっていますので、ここが通れなくなると、ちょっと薄暗くもなりますし、できるだけ早くご尽力いただいて、ここは開放していただけたらと要望いたします。  また、この場所にあった喫煙コーナーは西側に移転されており、煙の害が少し少なくなったことは大変歓迎できることだと思います。  今回の話ではありませんが、阪急高槻市駅北側の喫煙コーナーはバス停のすぐそばにあり、煙が外に流れてきており、たばこの臭いが苦手な方から苦情のお声も頂戴しております。  そういったことの改善も併せて、今後、取り組んでいただくことをお願いして、質問を終わります。 ○(笹内委員長) 質疑は尽きたようです。
     次に、富田地区まちづくりについてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(新井都市創造部長) それでは、案件2、富田地区まちづくりについて、前方のスクリーンを用いてご説明をさせていただきます。  本日は、目次に示しております2項目について、ご報告します。  初めに、項目1の取組方針ですが、本市では、平成21年4月に策定した富田地区交通まちづくり基本構想の実現に向け、3つのまちづくりの基本方針に基づく取組を進めております。  次に、項目2の取組状況ですが、初めに、富田まちなみ環境整備事業について、ご説明いたします。  本事業は、地域が主体となった歴史的な町並みの形成や維持に向けた取組を支援することにより、富田地区魅力向上等を図ることを目的とするものでございます。  事業の概要につきましては、鉄道駅から歴史資源を結ぶ経路を対象とした建築物等の修景と団体活動を助成する2つのメニューがございます。  活用実績につきましては、建築物等修景助成は累計で5件、本年度は事前相談が1件ございました。  団体活動助成は累計で4件でございます。本年度は交付決定が1件で、その内容は、富田のまちの資産を紹介するウオーキング活動を目的としたガイドブックを作成するものとなっております。また、事前相談も1件ございました。  今後も引き続き、地域が主体となった取組を支援してまいります。  次に、まちづくり基本構想のさらなる推進に向けた取組として、JR京都線茨木・高槻間における鉄道高架化の検討について、ご説明いたします。  これまでの取組についてですが、JR京都線茨木・高槻間における鉄道高架化勉強会におきまして、交通及びまちづくりの課題解決に向け、鉄道高架化まちづくりの可能性を検討することを目的として、JR西日本、茨木市、高槻市に大阪府内の連立事業を所管する交通戦略室と河川事業を所管する河川室をオブザーバーに迎え検討を重ねております。  検討範囲は図に示すとおりで、2つの都市計画道路と立体交差させ、4つの踏切を除却することを想定しているものでございます。  平成27年度から令和元年度までの取組内容といたしましては、鉄道高架化の範囲をJR総持寺駅から芥川とし、茨木・高槻間のまちづくり課題立体交差手法などについて検討を開始し、国費の採択基準を満たすことを確認の上、大阪府へ事業化の検討を要望いたしました。  令和2年度、令和3年度につきましては、早期に抜本的な整備が求められる芥川橋梁の改築を含めた検討を開始し、JR西日本から提案のあった芥川橋梁の改築と鉄道高架化の同時施工の可能性について検討、整備効果の確認を行った上、大阪府へ事業化の検討を要望いたしております。  令和4年度につきましては、単独施工案同時施工案の比較検討を行うとともに、引き続き、大阪府へ事業化の検討を要望したところでございます。  最後に、今後の取組についてですが、今後も引き続き、大阪府に対し、事業化に向けた具体的な検討を強く要望するとともに、事業費の精査、芥川橋梁改築との同時施工による相乗効果や鉄道高架化による広域的なメリットの検証など、関係者と共に検討を深めてまいりたいと考えております。  以上で、案件2の説明を終わらせていただきます。ご審査のほど、よろしくお願いいたします。 ○(笹内委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(遠矢委員) 富田地区まちづくりについて、地域が主体となったまちづくりということで取り組んでいただけていることを大変評価いたします。  地域が主体ということで、この高槻市には本当に積極的にまちづくりに取り組んでおられる団体、NPOがたくさん存在していますが、次世代の担い手、世代間交代というのが大変難しくなっていますし、運営資金の確保というのが非常に課題になっております。  今回、助成いただくということで、団体活動助成富田地区まちづくりに取り組まれている団体にとっては、非常に心強い制度であるというふうに認識しております。  具体的にどのような取組が対象になっているのか、また、過去の事例についてもお聞かせください。 ○(北野都市創造部部長代理) 団体活動助成についてのお尋ねですが、本制度は、富田らしい歴史と趣のある町並みの再創出を目的とし、申請年度内に完了するものであって、勉強会や視察会等のほか、調査研究、周知啓発、修景美化等の取組を対象としております。  これまでの事例としては、歴史や文化の周知等を目的とした広報誌の発刊などに助成しております。  以上でございます。 ○(遠矢委員) 調査研究や周知啓発、修景美化等の取組が対象となっているということで、今、広報誌の発行などに助成されているというふうにお伺いしました。  多分、もっといろんなアイデアがこれから出てくるんだろうなということで期待もしております。  市の魅力向上に貢献するようなこういった活動に対しての資金的な支援を、これからもどうぞ積極的にお願いしたいと考えますが、この事業による団体活動助成についての市の基本的なお考えをお聞かせください。 ○(北野都市創造部部長代理) 富田地区におきましては、趣ある町並みの景観づくりに向けたガイドラインとなる作法集を取りまとめるなど、長年にわたって歴史資源を生かしたまちづくりに取り組まれております。  その一方、新たな取組や継続的な取組を行う場合には、資金面が課題となる状況も見受けられます。  このようなことから、事業の目的に即した活動に対する助成を通じ、地域が主体となった取組を促進するとともに、このような活動が継続的に取り組まれるよう支援してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(遠矢委員) 3問目は、意見、要望をさせていただきます。  こういった助成、継続的に市民団体が活動していくためには、継続的にご支援いただくようお願いしたいと思います。  いろんなアイデアが出てきたり、これからは、例えば大学と連携するとか、学校と連携するとか、それからNPO間で連携するとか、ネットワークを使いながら、新たなアイデア創出ということが期待できるのかなと思いますので、他部局との連携、例えばコミュニティ推進室とか、教育委員会とかとも連携しながら、新たなまちづくりというものを、できるだけ市民主体で、住民主体で取り組んでいただきますようお願いして、私の質問を終わります。 ○(五十嵐委員) 富田まちなみ環境整備事業について、伺いたいと思います。  本事業は、地域が主体となった歴史的な町並みの形成や維持に向けた取組を支援することで、富田地区魅力向上等を図ることを目的とされているとのことです。  初めに、本事業における建築物等修景助成につきまして、対象経路の選定方法や助成基準を改めて確認をさせていただきました上で、活動実績は累計5件とのことでございますが、事業創設から約7年間でのこの成果をどのように評価されているのか、お聞かせください。 ○(北野都市創造部部長代理) 富田まちなみ環境整備事業に係る2点のご質問にお答えします。  まず、建築物等修景助成に係る対象経路についてですが、富田地区交通まちづくり基本構想に基づき、歴史資源を生かしたまちづくりに地域と取り組む中、来街者のアクセス拠点となる鉄道駅と歴史資源が数多く点在するエリアを結ぶ経路として、都市計画道路富田芝生線などを選定いたしました。  助成基準につきましては、趣ある景観づくりに向けたガイドラインとして、地域が取りまとめた作法集を基に、屋根を日本瓦ぶき、壁面をしっくい等の自然素材で仕上げるなど、造り酒屋や町家と調和を図ることを目的とした6つの基準を設けております。  また、これまでの成果についてですが、活用実績の5件に加え、事業の趣旨に賛同され、自発的に修景に取り組まれた事例もうかがえるようになっており、建築物等の修景に対する考え方が地域の方々に浸透してきたものと評価しております。  以上でございます。 ○(五十嵐委員) 5件の活用実績に加えまして、さらには本事業の趣旨に賛同されて自発的に修景に取り組まれた事例もあるとのことで、地元地域の方々に建築物等の修景に対する考え方が浸透してきた様子も伺いました。  この事業を契機といたしまして、趣ある良好な町並みとなることが期待されるところです。  一方で、助成基準となっております瓦ぶきの屋根やしっくいの外壁、こういったものにすることは難しいケースもあるのではないかと思われます。  地域全体での実績を増やして、良好な景観形成に向けた取組をさらに進めていけるのであるならば、より使い勝手のよい事業となるよう、助成基準の緩和をご検討いただきたいところですし、活用例のない工作物や屋外広告物の活用促進についても、地元の熱意やアイデアを引き出す取組に期待をするところです。  富田まちなみ環境整備事業の対象経路にもなっております富田芝生線については、昨年度、完成報告がありましたが、趣ある舗装やベンチなどが施され、地域外からお越しの方々からも評価の高いところです。  地元地域におかれましても、本線の完成に合わせまして、街頭にフラッグが掲げられ、町並みの景観に彩りを与えておりますが、今後の取組の展開、また、地域への支援について、お考えのところをお聞かせいただきたいと思います。 ○(北野都市創造部部長代理) 富田芝生線沿道の今後の取組について、お答えいたします。  富田芝生線の整備では、沿道の商業者や地域住民の方々に大変ご協力いただき、安全・快適な歩行空間の確保とともに、景観に配慮したみちづくりに取り組むことができました。  また、完成に合わせて掲げられたフラッグについても、地域が取り組まれたのれんプロジェクトをモチーフとしたものでございますが、設置から2年が経過しており、新たに富田商業協同組合が中心となって、にぎわいづくりとともに、来街者に富田の魅力をPRするおもてなしの取組として、バナーフラッグの掲出を検討されているところでございます。  良好な町並み景観の形成と維持には、官民が協力して取り組むことが重要であると考えていることからも、今後も引き続き、このような地域が主体となった取組を支援してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(五十嵐委員) 今後におきましても、官民協働のまちづくりの取組を進めていただきまして、地元はもちろん、ほかからも訪れる方々に感じていただける富田地区の魅力を、さらに引き出していただければと思います。先ほども同様のご意見がありましたけれども、こうした取組は次世代にも引き継がれるべきものと思っておりますし、新しい発想、ネットワークも必要になってくるのではないでしょうか。ソフト面からの支援の充実もお願いできればと思っております。  さて、今日は質問のほうはしませんけれども、先ほどもご説明がありましたとおり、平成27年度からJR京都線鉄道高架化事業については、関係者間の勉強会で検討を深めていただいております。  富田奈佐原線JRガード下の安全対策をはじめ、JR、阪急駅間の安全・快適な歩行者空間の確保など、富田地区の交通環境の整備には抜本的な手だてが求められているところでありまして、この課題の解消なくして副都心構想など今後の都市機能の向上についても、また、富田のまちづくりにぎわいづくりについても、新たな展開が見立てられないのが現状であります。  重ねてこられたご努力が必ず具体の形になることを強くご期待申し上げまして、本日は以上とさせていただきたいと思います。 ○(久保委員) 私は質問というよりも要望させてもらいたいと思います。  富田のまちづくりは、富田地区そのものが昭和31年、ですから66年くらい前に高槻、合併して、今から40年ほど前に副都心構想ということで計画が出てきたという経過があります。  私も議員になった頃、富田のまちづくり、副都心どうするんだということで、当時は、平成5年に阪急高槻市駅が高架にしたものですから、そのままの流れで富田も高架やということで、富田のまちづくり阪急電車高架事業が一番に上がっていたんですね。  しかし、なかなかまちの流れと同時には、特に高槻の場合はJR高槻駅の再開発というのが出てきましたものですから、そちらを優先していこうということで、どちらかというと、まちの中心市街地を整備するということで、富田は少し、なかなか一気にできないということで、計画からは遅れてきたような気がします。  でも、大体高槻を全体的に進めてきたところで、いよいよ富田をどうしようかというところで進めていただいています。  これはもう、こういったものは時間がかかるのは十分、私自身も承知しておりますので、阪急電車の高架化が正しいのか、JRの高架化が正しいのか分かりません。と同時に、富田という大きなまちをまちづくりするためには、道路形態が大事なのか、軌道ですね、電車の軌道形態が大事なのか、はたまた、このまちづくりという、旧の寺院跡地のまちづくりが大事なのかというのは、どれもが大事なんですね。一個一個が、一つをやったからといって、まちがうまくいったように思えませんので。  その中で、やっぱりこれまで市民の方々から言われているのは交通形態です。やっぱり、踏切がある、道路が狭い、危ないという、このことを何とかしてほしいというのはもう30年、40年前からずっと出てきた課題でありますけども、だからといって、何もかも一気にできるわけではありませんので、いよいよこの富田の交通まちづくりであったり、まちづくりの基本構想であったり、さらなる推進っていうことで、それぞれがうまく回らなければ、富田のまちづくりは進まないというふうに私も思っていますので、ここまでやっていただいていることについては、まず感謝申し上げたいと思います。  あと、ここからがまたさらに何年かかるか分かりませんけども、必ずや高槻の副都心富田のまちづくりを進めていくということを切にお願い申し上げたいと思います。  私自身も、この市街地整備促進特別委員会、委員も何回もならせていただきましたけども、やっぱりまちのつくり、まちは安全・安心、市民のためのまちをどうつくり上げていくのかという、そういうことによって評価が十分上がっていくというふうに思っていますので、議会として、私自身としても、最大限の協力をしながら、富田のまちづくりは進めていただくことを切にお願い申し上げまして、これもう、要望だけにしておきますので、よろしくお願いします。 ○(出町委員) 私からも、意見、要望を少し述べさせていただきたいと思います。  先ほど、五十嵐委員も言われましたけれども、富田の駅周辺のまちづくり、基本方針としては3つ挙げられています。  中でも、駅周辺のにぎわいと活力のあるまちづくりとあり、富田を感じる広場や安全・快適に歩くことができる歩行者空間とありますが、今のJR摂津富田駅南の現状では、外から人を呼び込むようにはなっていないと私は思います。  また、JRと阪急の間は、歩行者、車、自転車などが入り乱れ、住民の方からも危険な場所だと言われています。  そして、住民の方から、喫煙禁止区域にしてほしいという声もいただいています。  そして、富田のJR南にはトイレがありません。先ほど、散策のところでも出ていました本照寺の北側の筒井池公園にはトイレがありますが、ここのトイレはいまだに男女共有で、男性用が2つ、便器は和式が1つしかなくて、男性用は外から見えるような仕様になっています。  ぜひ富田のまちづくり基本構想を、今後になると思いますが、具体化して、住民に示してほしいというふうに思います。  次に、JRの高架化事業についてですが、この間、高架化と芥川橋梁改築の同時施工の検証が言われていますが、JRガード下の安全対策や芥川橋梁の川底の掘り下げというのは、何か集中豪雨とかがあったときに、やっぱり市民の安全、命を守ることを考えると待ったなしの事業だと思います。  府の中期計画でも事業着手と位置づけられています。ぜひ、市としても早く実施するよう、強く府に要望してほしいということを述べて終わります。 ○(笹内委員長) 質疑は尽きたようです。  ここで各委員にお諮りします。  今期の市議会議員の任期が本年4月末をもって満了するため、今日までの審査経過の概要については、来る3月定例会で報告を行うことになっておりますが、この委員会報告書の作成については、委員長にご一任願いたいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(笹内委員長) 異議なしと認めます。  したがって、委員会報告書は委員長が作成します。  それでは、任期最後の委員会ですので、正副委員長として一言ご挨拶を申し上げます。  各委員におかれましては、昨年5月以来、本特別委員会に付託されました審査事件につきまして、鋭意慎重にご審査を賜り、おかげをもちまして無事任務を果たすことができました。ここに、正副委員長として、皆様に厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。  以上で、本特別委員会を散会します。      〔午前10時32分 散会〕  委 員 長...